お肌のターンオーバー
肌のターンオーバーとは?
肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みを「ターンオーバー」と言います。
肌(皮膚)は表皮・真皮・皮下組織の3つが重なってできていますが、
ターンオーバーは1番外側にある表皮で起こっています。
ターンオーバーの仕組み
表皮は肌の外側から順に角質層・顆粒層・有棘層・基底層という
4つの層に分けられます。
このうち表皮の1番内側にある基底層で作られた細胞が分裂して新しい細胞を作り
少しずつ形を変えながら肌の外側に向かって押し上げられます。各層まで到達した
細胞がやがて垢となって剥がれ落ちることで表皮の細胞が生まれ変わります。
約4週間かけて肌は生まれ変わる
健康な肌の場合、ターンオーバーは約4週間で起こると言われています。
まず、基底層にある基底細胞が分列することで新しい細胞が作られます。
その後細胞が角層にとどまって皮膚を保護するのに約2週間、
合計で約4週間かかります。
ターンオーバーはの乱れは肌トラブルを引き起こす
各層では、細胞と細胞の間を、水分や細胞間脂質などの保湿成分を埋めています。しかし、ターンオーバーが乱れて細胞間脂質が不足すると、細胞同士がつながりが外部からの刺激に敏感になったり、乾燥が進んだりして肌トラブルが起こりやすくなります。
<ターンオーバーを乱れさせる主な原因>
・生活習慣の乱れ(睡眠不足・運動不足・偏った食事など)
・紫外線
・乾燥
・間違ったスキンケア
・加齢